無電極ランプ

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無電極ランプの演色性とは

演色性とは

照明について調べていると「演色性」(えんしょくせい)という用語をよく目にします。ここでは演色性について説明します。


演色性(えんしょく せい)は、照明と色に関する専門用語の一つで、照明など発光する道具・装置が、ある物体を照らしたときに、その物体の色の見え方に及ぼす光源の性質を言います。

老人ホームの照明をLED照明に替えたら、病人みたいに青白い顔になったとか、レストランの料理が美味しそうに見えなくなったとか、これらすべて演色性が低いのが原因です。

一般的にすごす空間(家、学校、職場など)では演色数80以上が推奨されています。

演色性とは、ものの色の見え方と光源の性質の関係です。
太陽の光を100として、それより数字が低くなるに従い太陽光のもとでみえる自然色と、かけ離れた見え方になります。

古来より、人は物の色を比較するときには太陽光の下で、物を並べて比較(比色)してきました。
(太陽光の下=基準光源Ra100)

照明として、たいまつやろうそく、白熱灯など色々な光を使ったりしてきましたが、常に太陽光の下で見える様子と比較(比色)することを標準としていることには変わりはありません。
近年、蛍光灯だけでなくLEDや無電極ランプも様々な場所で照明ランプとして採用されてきています。
このような、新しい照明ランプも含めて、太陽光と比較して物を見たときに、色の見え方を表現する言葉が「演色性」であり、太陽光に似た色の見え方をする照明ランプを「演色性の良い(高い)ランプ」と言います。

演色性は光のスペクトルから求められ[Ra]という単位で表します。これはCIE(国際照明委員会)空間別推奨Raで使用用途として好ましい数値を定めています。

演色性
グループ
平均演色評価数の範囲 仕様用途
好ましい 許容できる
1A Ra≧90 色比較・監査
臨床検査、美術館 

1B  90>Ra≧80 住宅、ホテル、レストラン 
印刷、塗料、繊維
および精密作業の工場 
 
2 80>Ra≧60 一般作業の工場
オフィス、学校
3 60Ra≧40 荒い作業の工場 一般作業の工場
4 40>Ra≧20 トンネル、道路 演色性が重要でない
作業の工場 

CIE(国際照明委員会)空間別推奨Ra



<参考>
普通の蛍光灯=Ra60~74
三波長蛍光灯=Ra88 (さんはちょうけいこうとう、RGB蛍光灯とも呼ばれることがある)
メタルハライドランプ=Ra70~96
水銀灯=Ra40~50

節電用に光の効率(ランプ効率)を優先すると演色性が低くなります。反対に高い演色性を求めるとランプ効率が悪くなります。トンネルの照明が青白く感じたことがあるかと思いますが、これは演色性よりもランプ効率を優先しているためです。

演色性に正確性を要求されるような専門的分野においては、数値化された客観的判断基準が設定されていることが多く、日本では演色評価数(えんしょく ひょうかすう)がこれにあたります。

演色評価数とは、JIS(日本工業規格)で定められた基準光との比較の上で測定対象となる光源が、演色評価用の色票を照明したときに生じる色ずれを指数として表したもので、演色評価数には平均演色評価数 (Ra) と特殊演色評価数 (R9~R15) があります。

もともとLED照明は演色性が低く、昼光色や昼白色と表示されているLED照明は80以下が一般的で、80以上は高演色タイプなどと表示されています。
また高輝度タイプは演色性よりランプ効率を優先した商品ですので、演色性は悪くなるので間違わないでください。
演色性の数値(Ra)は商品に記載されていない場合も多いので、必ず確認してから購入するようにしましょう。


参考サイト「ひかり豆辞典」


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