無電極ランプの特徴
ここでは無電極ランプの様々な特徴を大きく6種類挙げます。
無電極ランプ(LVD照明)の消費電力は、同じ明るさの水銀灯の約1/3程度。400Wの水銀灯を150Wの無電極ランプで代替えできます。電気代を大幅にカットして省エネ、節電に役立ちます。
水銀灯200W → 無電極ランプ60〜80W
水銀灯400W → 無電極ランプ120〜150W
水銀灯の平均的な寿命12,000時間に対して無電極ランプは驚異の100,000時間!!※1
高天井など交換が困難な場所への設置は大きなメリットが得られます。
※1 ランプ形状:サークル/スクエアの定格寿命。ボール型は60,000時間。
水銀灯は初回点灯に5分、一度消すと次の再点灯まで5〜10分ほど待たなければなりせんが、無電極ランプは瞬時点灯なので、瞬間停電などの場合でもすぐに点灯するから非常用照明としても安心です。また、こまめな電源ON/OFFができるので節電にも効果大。
水銀灯の発熱温度は約300℃。だから夏場にはエアコンを強くしても部屋が冷えない・・・ということも。無電極ランプは80〜90℃と低発熱なので、夏場のクーラーの効きも良く、空調にかかる電気代の節約にも役立ちます。
無電極ランプの大きな特徴は、LEDやメタハラなどの照明と比べて大幅にギラツキやまぶしさが少なく目に優しい明りです。発光するランプを直視できるほどの明りですが、計測する数値以上に部屋全体が明るく感じます。また、演色性が高いため、太陽光の下のように色がハッキリと見えます。目が疲れにくいので作業性の向上が期待できるほか、色がキレイに見えるので展示物や商品の照明としても活躍しています。
光に集まる特性を持った虫は、日没後の照明が点灯すると人間には見えない紫外線を感知して集まってきます。無電極ランプはLEDと同様に、虫の目に明りとして見える波長が少ないので虫を寄せ付けにくい明りですので、誘虫対策には非常に効果的です。街灯や室内灯としても虫が寄ってこないメリットは大きいですが、さらに紫外線がほとんど出ないことは、長時間光の当たる商品の色焼け防止にもなります。
無電極ランプの明りの特性
■無電極ランプの明るさ(Lm値)について
無電極ランプは、従来の水銀灯のような直視できない光は出さず、蛍光灯のような直視出来る柔らかい光を出します。
その為、人間の瞳孔が眩しくない時には開く為、全光束値が低くても、同等以上の明るさに感じます。
※無電極放電ランプの明るさの指標として『PLm』という単位が使用されます。『P』は『Pupil = 瞳孔』という意味で、人間の瞳孔が開いた状態で感じる明るさとしての数値が単位化さています。
PLmについて詳しくはこちら
演色性の高さには評価が高いです。店舗内においては製品や商品がキレイに見える、また工場や倉庫においては作業性が上がるという効果が期待できます。