コスト削減シミュレーション
まずは水銀灯400Wの代替えとして最適な無電極ランプのW数を考えます。
一般的に普及している水銀灯400Wの代替えとして無電極ランプにする場合、何Wを選べば良いでしょうか？
＜新品の水銀灯400W＞の場合
無電極ランプ150Wが良いでしょう。
→62.5%の削減
＜設置から10年以上使用した水銀灯400W＞の場合
いくら新品の電球に替えても、ソケット(口金)や安定器の経年劣化により最大の輝度にはなりません。
この輝度でも問題なければ、無電極ランプ120W程度で十分でしょう。
→70.0%の削減
一般的に日本では照明を必要充分な光量よりも明るく(余剰に)設計施工する傾向があります。
現場の状況に合わせて、余剰ではない必要な光量を確保することも省エネにつながります。
水銀灯を無電極ランプに交換した場合のコスト削減をシミュレーションしてみました。
※このシミュレーションは削減を保証する物ではありませんので、参考としてご覧ください。
■1日12時間、年間365日点灯した場合。
（電気料金は23円/kWh）
| 水銀灯400W → 無電極ランプ150W | |||
|
照明種類 |
水銀灯 （10灯） |
無電極ランプ （10灯） |
電気料金の差額 （年間） |
| 寿命 | 12,000時間 | 100,000時間 |
251,850円 （62.5%の削減） |
| 年間使用時間 | 1日 12時間×365日＝4,380 | ||
| 年間消費電力 | 17,520.0kWh | 6,570.0kWh | |
| 電気料金 | 402,960円 | 151,110円 | |
■1日12時間、年間260日点灯した場合。
（電気料金は23円/kWh）
| 水銀灯400W → 無電極ランプ150W | |||
|
照明種類 |
水銀灯 （10灯） |
無電極ランプ （10灯） |
電気料金の差額 （年間） |
| 寿命 | 12,000時間 | 100,000時間 |
179,400円 （62.5%の削減） |
| 年間使用時間 | 1日 12時間×260日＝3,120時間 | ||
| 年間消費電力 | 12,480.0kWh | 4,680.0kWh | |
| 電気料金 | 287,040円 | 107,640円 | |
■1日12時間、年間365日点灯した場合。
（電気料金は23円/kWh）
| 水銀灯200W → 無電極ランプ80W | |||
|
照明種類 |
水銀灯 （10灯） |
無電極ランプ （10灯） |
電気料金の差額 （年間） |
| 寿命 | 12,000時間 | 100,000時間 |
86,112円 （60%の削減） |
| 年間使用時間 | 1日 12時間×365日＝4,380 | ||
| 年間消費電力 | 6,240.0kWh | 2,496.0kWh | |
| 電気料金 | 143,520円 | 57,408円 | |
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